早くも桜が散り始めた頃、東京23区の商店街めぐりに出掛けました。
今回の目的地は大田区の東急池上線沿線の街です。
八王子から中央線で新宿まで出て、そこから山手線で五反田へ、五反田でＪＲから東急池上線に乗り換えます。東急五反田駅は、
商業ビルの4階に改札がある、変わった構造になっています。
久が原
久が原は大田区の北西部に立地する街です。
東急久が原駅の東側には東西に伸びるライラック通りという商店街が形成されています。この商店街は一車線の自動車道を挟ん
だ両側の歩道沿いに商店が並ぶ構造になっています。距離は東西約500ｍとなかなか歩き応えのある商店街です。
久が原駅の西側には東西に伸びる末広商店街と、南北に伸びる、ゆうやけ通り商店街が形成されています。総延長距離は末広
商店街が約200ｍ、ゆうやけ通り商店街が約300ｍとなっています。こちらの商店街はカラータイルで舗装された商店街になってい
ます。個人的にはこうした歩車道の区別がない、向い側の商店にも気軽に行ける形状の商店街が好きです。
池上
池上は久が原駅から蒲田方面へ2駅進んだ場所に立地します。
駅舎も大きく、駅前にはバスロータリーが整備されており、路線名を冠されている街だけに、貫禄を感じさせる造りになっています。
この街は池上本門寺の門前町として栄えてきた街です。
池上駅と池上本門寺の間に南北に本門寺通りという商店街が形成されており、この商店街が池上本門寺の参道として形成された
商店街だと思います。ただ、現在の池上の中心商店街はこの商店街ではなく、池上駅前より西方向に伸びる池上駅前通り、西銀
座の両商店街と、本門寺通り商店街の西側に並行して伸びる仲通り商店街になっているようです。どちらの商店街も人通りが多く、
活気を感じる商店街です。
これらの商店街以外にも、池上駅前より東方向に伸びる池上東電通り、池上姫沙羅通りの両商店街、池上駅前より南方向に伸び
る池上東口商店街などの商店街もあり、全体的に商店街の充実した街で、商店街好きの方は訪れて損はしないと思います。
↑池上西銀座商店街 ↑池上本門寺
蒲田
この日の最終目的地は蒲田です。
蒲田は2003年10月に訪れて以来、5年半ぶりの再訪になります。
この街は以前から親戚が住んでおり、何度か訪れた事のある街で、東京の中では馴染みのある街なのですが、今回、じっくりと歩
いてみて、まだまだ奥の深い街だと言う事を再認識しました。
私の知っている蒲田の商店街はＪＲ蒲田駅の西側にあるサンライズ蒲田、サンロードの両全蓋式アーケード商店街と、ＪＲ蒲田駅の
東側の「ぽぷらーど」という大通り沿いの商店街と京急蒲田駅前の全蓋式アーケード商店街の京急あすと商店街だけでしたが、これ
らは蒲田の商店街のほんの一部にしか過ぎませんでした。
まず、ＪＲ蒲田駅の西側、都道11号線沿いにすずらん通りという商店街が形成されていました。また、蒲田駅西口前より北方向に工
学院通りという商店街が形成されています。この商店街を北に進むと、女塚通り商店街に至ります。この工学院、女塚の両商店街の
西側に並行して大城通り商店街が形成されています。この商店街は総延長距離が南北約1キロに及ぶかなり長い商店街です。また、
女塚通り商店街と大城通り商店街の間には東西に西蒲田商店街が形成されています。殆どノーマークだった都道11号線の北側にこ
のような大規模な商店街が形成されていたことを発見出来たのは今回の大きな収穫となりました。また、東急池上線の高架橋に沿っ
て、味のある飲食店街も形成されています。
ＪＲ蒲田駅の東側、環八通りの南側には南北に蒲田本町商店街が形成されています。この商店街もかなり距離の長い商店街ですが、
時間の都合上、私は500ｍほど歩いた地点で引き返しました。商店街を辿っていけば、雑色駅まで辿り着けると思います。
蒲田の街は想像以上に商店街の発達している街です。商店街規模では都内でも有数の規模を誇る街だと思います。
←左・サンライズ蒲田商店街 右・京急あすと商店街この日は本当は雑色駅周辺も訪れる予定にしていたのですが、蒲田の街を歩くのに予想以上に時間を費やしてしまい（ぶっ通しで4時間
ほど歩いた）、この日はこのまま八王子の自宅まで帰宅する事にしました。
手持ちのメモを見ると、羽田空港から八王子までのリムジンバスがちょうど良い時間にあり、都心で電車の乗り換えも億劫なので、京急線
で羽田空港まで移動し、リムジンバスで八王子まで移動しました。
午後5時前という時間に羽田空港に来たのは初めてでしたが、到着ロビーは人もさほど多くなく、のんびりした雰囲気でした。
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