「多摩地区そして日本各地の画像集」管理人・S崎の都市訪問記


2009年7月18日・蝉の声を聞いたので、目に浮かんだ九十九里浜へ



東京都議選が終了し、立候補者の名前を連呼する拡声器の声が止んだと思ったら、今度は蝉の声が耳に付くようになりました。
夏になれば海が恋しくなるのが人情というもの、という訳で今回は久しぶりに千葉県を訪れる事にしました。
八王子からレンタカーを手配し、九十九里浜を目指します。
とは言ってもまずは内陸の成田空港周辺の市町を周ります。八王子から中央道、首都高速新宿線、都心環状線、台場線、湾岸線、
東関東道を経て、最初の目的地の富里市までは約2時間ほどのドライブです。

富里市七栄
富里市は2002年に市制施行された新しい市です。
この街に鉄道は通っておらず、、中心部は市役所の西北にある七栄(ななえ)地区になります。この地区を東西に貫く国道296号線
がメインストリートになります。この国道296号線の七栄東交差点から市役所方面へ伸びる県道102号線沿いには役所通り商店街
が形成されています。商店街の看板には役所の「所」の部分に訂正した跡がありました。前述の通り、2002年に市制施行した為、
「役場通り商店街」だったのを、市制施行の際に名称変更を行ったのでしょう。
全体的に郊外の雰囲気の漂う地区でした。

七栄地区を後に、次の目的地の芝山町に向かいます。その際に成田市の三里塚地区を通過しました。
この地区は成田空港を巡る様々な社会闘争の舞台となった場所ですが、地図で見ると、商店街がありそうなので、少し回り道して車
窓から景観を見てみましたが、ある程度の商店の集積が見られました。

芝山町
芝山町の中心部は町役場の周辺になります。地区を南北に貫く県道290号線がメインストリートになります。
この地区には特に目立った商店街などは形成されておらず、中小商店が散見される風景が広がっています。
成田空港の近くに隣接する土地らしく大型の飛行機が上空を次々に通過していきます。ここで、運良くシンガポール航空のA380を目
撃することが出来ました。

多古町
多古町は平安時代の頃から栄えていた歴史のある街です。
現在の中心部は町役場の北側の一帯になります。多古町役場の西側に南北に伸びる高野前商店街を北に進むと、中心部を東西に
鍵型に貫く県道74号線にあたります。この県道74号線が多古町のメインストリート兼中心商店街になります。
古くから栄えた街らしく、歴史を感じさせる商店が並び、密集感のある商店街が形成されています。
そんなに規模の大きな街ではありませんが、商店街好きの方は訪れて損はないと思います。
 ←多古町・県道74号線

片貝
多古町を訪れた後、いよいよ海岸線に至ります。
まずは九十九里町の片貝地区を訪れます。
九十九里町役場前から県道25号線を西に進むと、県道30号線に至ります。この県道30号線の西に並行して伸びる旧県道30号線沿い
に九十九里町商店街が形成されています。
商店街は密集感はあまり強くありませんが、約600mほど商店街が続いています。また、街全体に焼き魚の美味しそうな匂いが漂って
いました。
 ←片貝海岸

白子
次いで、県道30号線を南下し、白子町を訪れました。
白子町の中心部は九十九里道路の白子IC周辺になります。
白子町も九十九里町と同様、旧県道30号線沿いに商店が並ぶ一画がありますが、この地区は特に目立った商店街はありませんでし
た。この地区には白子温泉があり、周辺は観光ホテルやリゾートマンションなどが並び、迫力のある景観となっています。
 ←白子町の南白亀川の河口付近の様子

白里
本来の予定であれば、白子で街めぐりを終える予定にしていたのですが、少し時間があったので、白里の街を訪れました。
この街は1954年に大網町と合併し、現在では大網白里町となっています。
白里地区の中心部は白里海岸付近になります。この街も片貝や白子と同様に旧県道30号線沿いがメインストリートになります。
特に目立った商店街は形成されていませんが、細い旧道を路線バスが長閑に通過する様は日本の海岸沿いの街らしいまったりとした空
気を醸し出しています。
 ←白里海岸

この後、東金市や八街市の中心部を車窓から見ながら、東関東道の富里ICまで移動し、行きとは逆のルートを辿り、帰宅しました。
夏らしい青い海と青い空という景色を目にする事が出来、大変満足な小旅行となりました。

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【私の近況】
最近、周りで鬱病に罹った人が何人か居ます。難しい病気で、どう接して良いのか戸惑う事も多いです。

【本日のBGM】
「燃える渚」小川みき(作詞・安井かずみ 作曲・筒美京平 編曲・筒美京平 1973年)
赤い夕陽を背中に
あなたが立てば
口づけさえ 待ちきれない
渚の二人の恋