「多摩地区そして日本各地の画像集」管理人・S崎の都市訪問記


2009年9月20日・先週、泉州に行って来てん



8月までは色々とバタついていた職場も、9月に入り、ようやく落ち着きを取り戻してきました。
そんな中、遅めの夏休みを取り、実家のある大阪に帰省して、関西各地の街めぐりを行ってきました。
帰省の初日、JAL175便で羽田空港から一路関西空港へ。
南海線を利用し、まずは貝塚市を訪れます。

貝塚
貝塚市の中心地は南海貝塚駅周辺で、商店街は南海貝塚駅前より北方向に伸びる貝塚中央商店街がメイン商店街になります。
この商店街はカラータイル舗装が施されています。この貝塚中央商店街以外にも府道204号線の北側に並行する紀州街道沿い
や、貝塚駅の南側にも商店街が形成されています。貝塚駅の北東には飲み屋などが集積された裏路地も見受けられます。
貝塚の街は願泉寺という寺院の寺内町として栄えた街で、願泉寺の周辺は寺内町の面影を残す貫禄のある建築物が残っていま
す。近畿地方の郊外都市によく見受けられる新旧の建物が渾然一体となった都市景観となっています。
 ←貝塚中央商店街

樽井
貝塚を訪れた後、樽井を訪れました。この街は泉南市の中心地になります。
樽井駅前より南東方向に伸びる府道255号線沿いがメインストリートになっています。商店は昔ながらの商店が中心ですが、一部、
新しい商店も見受けられます。
府道255号線との東西に交わる府道250号線と、その南側に並行して伸びる通り沿いにも中小商店が集積されています。
全体的に私が想像していたよりも大きな商店街でした。
泉南市はこの樽井以外にも鳴滝辺りにも商店街が形成されているのではないかと思います。いずれは鳴滝地区も訪問してみたい
ですね。

尾崎
次いで、尾崎を訪れました。尾崎は阪南市の中心地になります。
訪れる前は尾崎駅の北側が中心部で、商店街も駅の北側に集中しているのだろうと想像していました。
実際に訪れてみると、駅の北側には駅前から西方向に伸びる通りにある程度の商店の集積が見受けられますが、全体的には住
宅街となっています。こちらがもともとは尾崎地区の中心街だったと思われます。
駅の南側は阪南市役所や警察署などが集積されており、万代、オークワという二つの大型スーパーを中心とした新市街となってい
ます。こちらの地区にも商店街が形成されています。新しい商店が中心の商店街ですが、それなりに密集感もあり、なかなか活気
のある商店街となっています。
1991年に市制施行された府下では一番新しい市ということで、あまり商店街などは形成されていないのではないかと思っていまし
たが、思っていたよりも商店街が発展しており、これは嬉しい誤算でした。
  ←左・尾崎駅の南側の風景 右・尾崎駅の北側の風景

淡輪
この後、淡輪を訪れました。ここは府下最南端の岬町になります。
淡輪は明治時代頃に南海電鉄によりリゾート地として開発された地域のようで、現在でもいくつかの観光ホテルが残っていますが、
全体的に静かな郊外住宅地という趣きです。
街中は漁港らしい密集感のある街区が形成されていますが、門構えの非常に立派な住宅も多く、ただの漁村集落ではなく、様々
な歴史を包含している地区だというのが偲ばれる街並みとなっています。
商店街は淡輪駅前から北方向に伸びる通り沿いと、南海電鉄の北側に並行して伸びる通り沿いに形成されていますが全体的に
こじんまりとした印象です。
岬町は他にも深日地区にも商店街が形成されているかもしれません。

吉見ノ里
この日、最後の訪問地は田尻町の中心地・吉見ノ里地区です。
商店街は駅前から北に伸びる府道251号線沿いに吉見ノ里駅前商店街が形成されています。
また、中心部を東西に貫く府道250号線は泉佐野と和歌山を結ぶ旧街道筋で、この通り沿いには歴史を感じさせる商店が散見さ
れます。
府道250号線の南、田尻町役場の北側に東西に伸びる通り沿いにも中小商店の集積が見受けられます。
全体的に私が想像していたよりも規模の大きな商店街形成されており、なかなか楽しい街歩きとなりました。
 ←吉見ノ里地区の裏路地。こうした貫禄のある街並みが随所で見られるのが近畿地方の街歩きの醍醐味の一つ

この日は関空のコインロッカーに荷物を預けていたので、関空に戻り、荷物を回収した後、JR線で天王寺まで移動し、大阪環状線、
学研都市線を乗り継ぎ、実家の最寄り駅の忍ヶ丘駅まで移動し、帰宅しました。

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【私の近況】
普段は東京弁を喋っている私も大阪に帰郷すると自然と大阪弁になります。やはり故郷が一番落ち着きますね。

【本日のBGM】
「心の色」中村雅俊(作詞・大津あきら 作曲・木森敏之 編曲・川村栄二 1981年)
昇るサンライズ 見上げてごらんよ
ひとり素顔に戻って いつだって俺は此処にいる
だから朝陽と出逢い君は
春をゆけ 熱い今日を生きて
夏をゆけ そしてララバイ
やさしさを知れば わらいあえる