実家のある忍ヶ丘からはＪＲ東西線経由で乗り換えなしで約1時間ほどで訪れる事が出来ます。
立花
尼崎市には3つの鉄道路線が南北に並行して通っており、南から順に阪神本線、ＪＲ神戸線、阪急神戸線となっています。
これらの鉄道路線ごとにそれぞれ阪神尼崎、立花、塚口と中心となるような街が形成されています。
立花の街は駅の南側にはマンションと商業施設からなる複合型ビル・フェスタ立花が立地しており、大都市近郊らしい都市
景観となっています。このフェスタ立花の南側には南立花商店街が形成されています。住商混在の生活感のある商店街で
すが、ある程度の面的な広がりを持つ商店街です。
立花の中心商店街は駅の北側に立地しています。
立花駅北口前から北方向に伸びる立花商店街が中心商店街になるかと思います。この商店街には全蓋式のアーケードが
設置されています。南北約300ｍほどの商店街ですが、近畿地方らしい密集感と庶民的な活気に満ちた商店街となっていま
す。立花商店街に隣接して立花市場も立地しており、商業地としての貫禄を感じさせます。
立花駅北口前から北東方向には立花東通商店街が伸びています。こちらは飲食店が中心の商店街で、大都市近郊のある
程度の規模を有する街ではよく見受けられる景観の商店街となっています。
立花の街を南北に貫く大通り・市道道意線の東側にこれらの商店街は形成されていますが、この市道道意線の西側には立
花西商店街も形成されています。
立花地区の人口は約10万人なので、人口10万人の「立花市」の中心部と言っても通じるような貫禄のある商店街となってい
ます。
←立花商店街尼崎
立花から路線バスに乗り込み、尼崎市の中心地である阪神尼崎地区を訪れます。
この地区は2004年1月に一度訪れており、再訪になります。
尼崎の中心部は東を市道五合橋線、北を国道2号線、西を市道出屋敷線、南を阪神本線に囲まれた一帯に形成されていま
す。上記の大通り沿いにはオフィスビルや中規模のマンションが集積されており、人口45万人を有する中核市としての貫禄を
感じさせる景観となっています。特に国道2号線は迫力のある景観となっています。
しかし、これらの大通りの都市景観以上に魅力的なのは活気に満ちた巨大な全蓋式アーケード商店街にあります。
尼崎市の商店街は国道2号線の南側に並行して伸びる尼崎中央商店街が中心商店街となります。この商店街は全長750ｍと
長い商店街です。しかも端から端まで人で溢れており、実際にはもっと長い商店街に感じます。生活感のある商店の中に、お
洒落な古着屋なども見受けられ、歩いていて退屈しません。この商店街は毎年、阪神タイガースの優勝マジックを表示する事
でも知られています。この尼崎中央商店街の西端付近で南北に交わる商店街が三和本通商店街です。こちらは全長約400ｍ
ほどの商店街です。この商店街も多くの人で賑わっており、この街の持つパワーに圧倒されます。
この三和本通商店街の西側に並行して新三和商店街が形成されています。こちらは上記の二つの商店街と比べるとやや苦戦
気味に感じますが、いかんせん、上記二つの商店街の活気が凄すぎる、というのもあるかと思います。また、三和本通商店街
の東側には三和市場も形成されています。
全体的に庶民的な活気に満ちた巨大な商店街となっており、商店街マニアの方は絶対に訪れるべき街だと思います。
また、この街は巨大な歓楽街としての側面も持っています。尼崎中央商店街の南北には飲食店や風俗店が密集しています。夜
になるとまた違った顔になるのでしょう。
このように業務都市としての側面、巨大な商店街を有する商業都市としての側面、歓楽街としての側面、どれをとってみても活気
があり、歩いていて非常に楽しめる街でした。
←左・国道2号線 右・尼崎中央商店街西宮北口
尼崎を訪れた後、阪神本線で今津駅まで移動し、阪急今津線に乗り換えて、西宮市の西宮北口地区を訪れました。
この街は西宮市中心部の北東に立地する街で、阪急今津線と阪急神戸線の乗換駅として発展した街で、西宮市においては西
宮中心部に次ぐ市街地だとされています。近年では阪神・淡路大震災において壊滅した商店街や市場の跡地や西宮球場の跡
地の再開発が注目されている地区になります。
私はこの街を訪れるのは初めてなので、震災前の風景がどのようなものだったのか判りませんが、現在では大型商業施設を
ベースとしたターミナル型の都市景観となっています。
商店街は駅の北西の甲風園1丁目に、にしきた商店街が形成されています。震災の影響なのか、古い商店は全く見受けられず、
新しい商店と業務ビルからなる商店街で、あまり近畿地方の商店街らしくない景観となっています。
駅の南東の西宮球場跡地に阪急西宮ガーデンズという巨大な複合型商業施設が立地しており、こちらに多くの人が流れている
ようです。
商店街マニア的にはあまり見るもののない地区でしたが、阪神・淡路大震災という未曾有の都市災害を経験し、新たな都市開発
に取り組んでいる街なので、都市マニアとしては注目のエリアですし、私も震災経験者なのでこの街の復興、発展はとても嬉しく
思います。
この日はこの後、梅田に移動し、梅田の中古レコード屋でＥＰレコードを何枚か購入した後、実家に帰りました。
梅田では永年の懸案事項であった北ヤードの開発も進んでいましたし、阪急百貨店本店も新装オープンしていました。今後は梅
田地区の再開発にも注目していこうと思います。
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