3人で街めぐりとは言え、現地まで一緒に移動し、現地でめいめいに好きなことをして再び集まり、また、次の目的地へ、
というのを繰り返すスタイルになっています。
実家前から車に乗り込み、近畿道で木部ＩＣまで移動、そこから国道173号線を北上し、篠山市内に入ったところで、東進
し、最初の目的地の氷上には約2時間弱で到着します。
氷上
氷上は現在は柏原、青垣、春日、山南、市島の各町と合併し、丹波市となっており、市役所も当地に置かれています。
氷上の中心部は県道78号線と県道109号線の交差点付近、中央小学校の西手一帯になります。
商店街は東西に伸びる県道78号線沿いと、この県道78号線と南北に交わる、二つの通りに形成されています。
全体的にこじんまりとした印象ですが、歴史を感じさせる商店も散見され、商業地区としてある程度の成熟した地区という
印象を受けました。
柏原
氷上を訪れた後、同じ丹波市の柏原を訪れました。ちなみに「かいばら」と読みます
訪れてみるとまず駅舎がモダンな形状で驚きましたが、帰宅後調べてみると、1990年に大阪で開かれた花博の会場で使
用された施設を移築したものだそうです。
商店街は柏原駅の北西一帯に形成されています。この街は柏原陣屋の城下町として形成された街なので、城下町らしい
細い路地が網の目のように伸びています。駅前から北方向に伸びる幅員の一番広い通り沿いに八幡筋商店街が形成さ
れています。この商店街が中心商店街になるかと思います。そしてこの商店街の西側に石田本通り、さらに西側に駅前
通り商店街が形成されています。また、これらの商店街と東西に交わる、やぐら筋商店街、銀座商店街も形成されていま
す。
全体的になかなかの商店街密度です。歴史を感じさせる街の造りとなっていますので、この分野に関心のある方も一度、
訪れてみてはいかがでしょうか。
←柏原駅前通り商店街篠山
柏原を訪れた後、篠山市を訪れました。
篠山は江戸時代には6万石の城下町として栄えた街です。現在も街の中心部には城郭がそのまま残っています。
商店街は篠山城址の北側から東側の一帯にかけて形成されています。
篠山城址の北側に東西に伸びる本町、下二階町、青山通り、呉服町の各商店街が中心商店街になります。これらの商
店街は全て一本道で繋がっており、その総延長距離は約1.1キロに及び、かなり歩き応えのある商店街です。また、篠
山市役所の北東にはデカンショ通り商店街が形成されています。この商店街は当地の民謡から名前を取っています（今
回の都市訪問記のタイトルもデカンショ節の一節をもじったものです）。さらに篠山城址の東側に南北に伸びる立町通り
商店街も形成されています。こちらも総延長距離は約600ｍほどと結構な規模の商店街となっています。この立町通り商
店街の南端付近から東方向に伸びる河原町商店街には昔ながらの街並みが保存されています。
篠山の街は観光地としての側面も強く、この日は生憎の空模様だったのですが、街中には観光客らしき方の姿も多く見受
けられました。
商店街マニア的にはその規模と歴史を感じさせる商店群に大変感銘を受けました。商店街好きの方はぜひ訪れてみてくだ
さい。
←篠山といえば「ぼたん鍋」三田
この日、最後の訪問地は三田市です。
この街は以前までは人口増加率が日本一ということで知られていた街です。こう聞くと新興都市の印象を受けるかもしれま
せんが、三田は江戸時代に城下町として整備された街です。近年になって、郊外の広大な丘陵地帯を切り拓いて大規模な
ニュータウン開発が行われ、その交通アクセスの良さも手伝い、大阪や神戸のベッドタウンとして急速に人口が増加しました。
三田市の中心部は三田駅の南側一帯、武庫川の南北に形成されています。駅前時代は阪急系列の大きなショッピングモー
ルが立地し、デッキも整備されており、いかにも大都市近郊らしい景観となっています。
商店街は武庫川の北側に駅前通り、中町、銀座、中央1番街、中央2番街、縄手の各商店街が形成されており、武庫川の
南側には本町、車瀬橋の両商店街が形成されています。車瀬橋商店街は全長50ｍ足らずの短い商店街ですが、全蓋式の
アーケードが設置されています。
全体的に歴史を感じさせる商店街で、なかなか面白い商店街でした。
この日は、三田市の郊外にある洋菓子店でお土産を購入した後、四條畷に移動し、食事を摂った後、3人でカラオケに行きま
した。ＪＯＹ−ＳＯＵＮＤというカラオケ機を利用すると、自分の歌った歌の履歴で、「うた年齢」なるものを判定してくれるのです
が、私の「うた年齢」は実年齢32歳に対し、39歳だそうです。個人的な感覚では48歳くらいが一番合いそうなのですが（笑）。
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