「多摩地区そして日本各地の画像集」管理人・S崎の都市訪問記

2009年12月28日・はるかなる綾瀬市へ


2009年もいよいよ年の瀬。
最近、図らずも政争の渦中に放りこまれた我等が国民統合の象徴である、やんごとなき方の76歳の誕生日に今年最後になるであろ
う街歩きを行ってきました。
目的地は神奈川県。
八王子から横浜線で町田へ、町田から小田急線を乗り継いで最初の目的地の長後までは小一時間で到着します。

長後
長後は藤沢市の北東に立地する街で、江戸時代には大山街道と滝山街道が交差する交通の要衝地として栄えた街です。
小田急長後駅の東側に南北に伸びる、あいもーる商店街が中心商店街になります。この商店街は南北約400mほどの商店街ですが、
車がなんとか離合出来る程度の幅員の道路に昔ながらの商店が並ぶ、街道筋の面影を色濃く残している商店街です。
長後にはそれなりの商店街があるだろうとは思っていましたが、ここまで立派な商店街が形成されているとは思っていませんでしたの
で、これは嬉しい誤算になりました。他には駅の北側に東西に伸びる通り沿いにも商店街が形成されています。あいもーる商店街との
交差点から西方向に、藤沢市長後市民センター付近までの約450mほどの区間に断続的に中小商店が並んでいます。
また、長後駅西口前にはかつて市場であったであろう建物も残っており、全体的に商業地として成熟した地区と言う印象を受けました。
商店街好きの方は散策してみて損はない街だと思います。
 ←あいもーる商店街

綾瀬
長後の街を歩いた後、長後駅西口から神奈川中央交通の路線バスに乗り込み、綾瀬市を目指します。
綾瀬市は鉄道が通っていない市で、マイカーを持たない私にとってはなかなか足が向きにくい街でしたが、今回、やっとこさ訪れる事
が出来ました。
バスは県道42号線を北西に進み、20分ほどで綾瀬市役所に到着しました。
綾瀬市役所前には大きなバスロータリーが整備されており、ここが綾瀬市における公共交通の中心地のようです。
綾瀬市役所周辺は中規模のSCが立地していたり、ファミリーレストランなどの飲食店が建ち並ぶ、郊外色の強い景観が広がってい
ます。
県道42号線沿いには中小商店の集積も見受けられますが、商店街などは特に形成されていないようです。
綾瀬市の商店街に関する情報を色々調べてみてもどうも要領を得ず、もしかして綾瀬市にはまとまった商店街はないのか、とも思い
ましたが、とりあえず県道42号線を北上してみました。そうると市役所から北に2キロほど進んだ、県道40号線との交差点(綾北小学
校前交差点)から北手の区間に綾北商店街という商店街が形成されているのを発見しました。この商店街は綾北小学校前交差点か
ら北方向に約700mほどの区間に渡って断続的に商店街が形成されています。この商店街は相鉄線の、かしわ台駅や、さがみ野駅
からほど近い場所にあります。また、海老名駅からもさほど遠くない場所にあるため、鉄道のない綾瀬市内においては交通至便の地
区ゆえ、商店街も発展したのだろうと思います。
長い間、綾瀬市の商店街は謎だったので、今回、この謎を解明出来て良かったです。
 ←綾北商店街

綾北商店街近くの寺尾入口バス停から相鉄バスに乗り込み、バスに揺られる事約15分で海老名駅に到着しました。

海老名
海老名は2003年7月に一度訪れており、6年5ヶ月ぶりの再訪です。
海老名駅の西側が街の中心部なります。
この街はビナウォークというショッピングモールをはじめとした大型商業施設が多く立地しており、これらの商業施設がメインの動線配
置となっています。これら大型店の間に中小商店や業務ビルなどが並ぶといった配置になっています。高層のオフィスビルやシティホ
テルも立地しており、厚木市という神奈川県央地区の中心都市に隣接する都市にしては健闘している印象を受けました。
ただ、商店街マニア的にはあまり見る点のない街でもありましたが、相模国分寺跡近くには相模国分寺商店街と言う歴史を感じさせ
る商店街が形成されていました。この商店街は相鉄バスでアクセスしたから発見できた商店街でした。

この後、JR相模線で橋本まで移動し、橋本から横浜線で八王子に戻りました。

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【私の近況】
2009年も色々とお世話になりました。来年も宜しくお願いします。

【本日のBGM】
「バス通学」榊原郁恵(作詞・藤公之介 作曲・森田公一 編曲・あかのたちお 1977年)
ギュウ ギュウ づめのバスの中
抱きしめられて いるみたい
ギュウ ギュウ づめのバスの中
ゆられ ゆられて 夢ごこち 夢ごこち