「多摩地区そして日本各地の画像集」管理人・S崎の都市訪問記
2010年3月26日・街の灯りがとてもきれいね 筑波山
久しぶりにレンタカーを手配し、八王子からドライブがてら街めぐりに出掛けました。目的地は茨城県。
街めぐり目当てで茨城県を訪れるのも久しぶりだな、と思って自分の記録を調べてみると、2008年2月に龍ヶ崎、取手、つくばみらい
の三市を訪れて以来なので実に2年ぶりの訪問でした。
八王子駅前のレンタカー事務所を午前8時過ぎに出発。中央道、首都高速、東北道を経由し、久喜ICで下車。そこから県道3号線、
国道125号線などの一般道を経由し、最初の目的地の五霞町には11時前に到着しました。
五霞町
五霞町は茨城県内で唯一、利根川の南側に立地する市町村です(厳密に言えば取手市のごく一部も利根川以南に立地している)。
そうした立地から埼玉県との結び付きが強く、一時は幸手市との合併を目指していたこともあったそうです。
町役場の周辺を歩いてみましたが、これといった商店街などが形成されていませんでした。五霞町が町制を施行したのが1996年と
比較的新しい点を考えると、こうした状況も頷けます。
境町
次いで、境町を訪れました。
境町は五霞町とは利根川を挟んで隣接しており、お互いの中心部は8キロ足らずのしか離れていません。
この街は古くから水運で栄えた街と聞いていたので、ある程度商店街は発展しているのだろうと予想はしていましたが、予想以上に
立派な商店街でした。
境町の中心部は町役場の周辺一帯に形成されており、中心部を南北に貫く県道126号線がメインストリートになります。この通り沿い
に、下仲町、上仲町、上町、住吉町の各商店街が形成されており、その総延長距離は約1キロに及びます。また、県道126号線と東
西に交わるいくつかの通りにも商店街が形成されています。
全体的に密度の高い街並みで、随所に歴史を感じさせる商店も見受けられるので、商店街好きの方や散策好きの方は訪れてみる
と楽しめると思います。
←県道126号線
八千代町
境町から県道137号線を東に向かい、15キロほど走ると、八千代町に至ります。
八千代町役場周辺を45分ほど歩き回りましたが、特に目ぼしい商店街は見当たりませんでした。全体的に広幅員の道路を中心とし
た造りとなっており、近年のニュータウン開発によって成長した街のようです。町役場の東側に南北に伸びる通り沿いには昔ながらの
商店もある程度見受けられます。
石下
次に訪れたのは石下です。石下は現在は水海道市と合併し、常総市となっています。
八千代町からは県道20号線、県道24号線などを経て、13キロほどの距離の場所に立地しています。
中心部は石下駅の西側一帯に広がっており、中心部を南北に貫く県道357号線沿いに石下中央商店街が形成されています。この商
店街の総延長距離は約800mに及ぶもので、なかなか歩き応えがありました。また、石下駅前から西方向に伸びる県道332号線沿い
には駅通り商店街が形成されており、この商店街周辺の裏路地のいくつかにも商店の集積が見受けられました。
←石下中央商店街
谷田部
石下の街を約45分ほどかけて見て周った後、県道24号線、県道45号線、国道354号線を経由し、つくば市の谷田部地区を訪れました。
谷田部はつくば市南部に立地する街です。
つくば市と言うとつくばエクスプレスつくば駅周辺の研究学園都市としてのイメージが圧倒的で、現在のつくば市の中心部もこれらの地
区が該当するのだと思いますが、これらの地区は商店街はなく、大型商業施設メインの造りで、商店街マニアとしては何ら興味を引か
れる土地ではありません。
反面、谷田部地区は江戸時代から谷田部藩が置かれた歴史のある地区で、現在でも市役所本庁舎が設置されています(ただし、庁舎
は本年5月に研究学園都市地区へ移設される予定)。かつては地域の中心地として栄えた地区なのでしょう。
中心部を東西に貫く国道354号線の南側に並行して伸びる通り沿いに商店街が形成されており、約1キロに渡って断続的に商店が並ん
でいます。歴史を感じさせる商店も多く、鍵型街路や坂道など変化に富んでおり、なかなか楽しめました。
研究学園都市地区では道行く人の言葉も東京弁ばかりですが、ここ谷田部では小さな子供も茨城訛りで話しており、嬉しくなりました。
こういう雰囲気がつくば市の本来の雰囲気なのでしょうね。
←谷田部地区の中心商店街の様子
北条
この日最後の訪問地はつくば市北部に立地する北条地区です。
谷田部地区からは自動車で約30分ほどの、筑波山の南麓に立地する街です。
古くから筑波山の参拝客への門前町として栄えた地区で、中心地は筑波高校の北側一帯に立地しています。
中心部を東西に貫く県道138号線と南北に伸びる県道19号線沿いに北条商店街が形成されています。この商店街はかつて門前町と
して栄えた街の様子を伝える貫禄のある商店街となっています。また、県道138号線と旧常陸北条駅(1987年廃止)の間に南北に伸び
る通り沿いにも商店街が形成されています。
日没間近で駆け足で見て周りまったのが残念でしたが、貫禄のある街並みを一通り堪能できました。
都市好き、商店街好きの方はぜひ研究学園都市以外のつくば市も訪れてみて下さい。
この日は、この後、筑波山に登ってみました。筑波山は標高877mの山なので、車で山頂近くまで登る事ができます。
学生時代にも何度か訪れた事はあるのですが、広大な関東平野を一望できる景色は絶景です。
私のデジカメでは残念ながら鮮明な画像で撮影出来ませんでした。
帰りは谷田部ICから常磐道、首都高速、中央道を経由し、帰宅しました。
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私の近況
【最近読んだ本】
「〔増補〕にほんのうた-戦後歌謡曲史」北中正和(平凡社ライブラリー)
【本日のBGM】
「男ともだち」奈良富士子(作詞・石坂まさを 作曲・鈴木邦彦 編曲・高田弘 1973年)
二人にとって幸せは
感じ合うこと
あなたの香りに やさしく抱かれ
いつかはさようなら 旅人同士
ポッケに思い出を たくさんつめよう
あゝ 男友達 それはあなたよ