「多摩地区そして日本各地の画像集」管理人・S崎の都市訪問記

2010年9月24日・霧にむせぶ日高・十勝


訪問日・6月21日、22日
訪問地・北海道日高、十勝10町

毎年恒例となっている6月の北海道旅行、今回は日高、及び十勝地方の街を周りました。
現地を訪れ、それまでの「支庁」という呼び方が「振興局」に変わっている事を知りました。

1.むかわ町中心部
むかわ町は胆振総合振興局に属する町です。それまでは「鵡川町」と漢字で表記していましたが、旧穂別町との合併を
機に、「むかわ町」とひらがなで表記されるようになりました。
中心部は鵡川駅の南側一帯で、JR日高本線の南側に並行して伸びる中央通り沿いにまとまった商店街が形成されて
います。また、中央通りとJR日高本線の間に南北に伸びる通りには小規模ながら飲食店の集まる歓楽街も形成されて
いました。

2.日高門別
日高門別は日高町に立地する地区です。日高町は旧日高町と旧門別町が合併して出来た町です。この旧二町は飛び
地となっており、今回訪れた日高門別は旧門別町の中心地区と目される場所で、町役場も立地しています。
日高門別駅前から南方向に伸びる通り、及びJR日高本線の南側に並行して伸びる通り沿いにある程度の商店の集積
が見受けられます。
途中、通り過ぎた富川地区にもある程度の商店の集積が見受けられました。もしかしたら商店街としては富川地区の方
が立派なのかもしれません。

3.新冠町中心部
新冠町の中心部は新冠駅の南側の一帯になります。新冠駅前から南方向に伸びる通りとJR日高本線の南側に並行し
て伸びる通りに商店街が形成されています。商店街は電線が地中化され、新しく改装された商店が多く、明るい印象を
受ける商店街でした。新冠中心部の西側に立地する判官岬が商店街の借景となっています。
この辺りは有名な馬産地で、車窓にはサラブレッドが放し飼いにされている牧場が目に付くようになります。

4.静内
静内は旧静内町と旧三石町が合併して出来た新ひだか町の中心部に立地する街です。静内駅から新ひだか町役場の
間の一帯に中心部が形成されています。
商店街は、静内駅前から東方向に伸びる本町通り、本町通りを東に抜けた地点より東方向に伸びる吉野通り、その一
つ北側に並行して伸びるみゆき通り、みゆき通りを東に抜けた地点より東方向に伸びる御料通り、みゆき通りと吉野通
りの間に南北に伸びる文化通り、本町通りの北側に並行して伸びる静宝中通り、静宝中通りの東端で南北に交わる静
宝通り、と多くの商店街が形成されています。この中で中心商店街はみゆき通りになります。この商店街沿いには地元
資本のショッピングセンターやホテルが並び、人通りもあり、活気を感じる商店街となっています。
吉野通り、文化通り、静宝通り、静宝中通りの各商店街は飲食店が中心の歓楽街となっています。
 ←みゆき通り商店街

5.浦河町中心部
浦河町の中心部は浦河駅から南方向に500m進んだ大通、浜町の一帯になります。
中心部を貫く国道236号線沿いに中小商店や業務ビルなどが並んでいます。3階建てや4階建ての建物も多く、日高振
興局が置かれている街らしく、貫禄を感じる景観が形成されています。
ただ、この街を訪問した際に濃い霧が発生し、あまり満足のいく画像を撮影する事が出来ませんでした。この霧は頑固
な霧で、翌日の広尾町を訪れる時まで付きまとわれる羽目になりました。
 ←霧の浦河町中心部

6.様似町中心部
様似町の中心部は様似駅の南側一帯に広がっており、中心部を東西に貫く国道336号線沿いの大通2丁目交差点から
栄町交差点の間の約800mほどの区間に中小商店が集積されています。
様似駅から西に2キロほど離れた本町地区を車で走ってみましたが、この地区は住宅街で、特に商店街などが形成され
ていませんでした。

初日の街歩きはこれで終了です。
新冠まで戻り、新冠温泉で湯浴みをした後、静内のラーメン屋で食事をした後、静内中心部のホテルに投宿しました。
 ←北海道の朝のローカルニュースと言えば交通情報

7.えりも町中心部
えりも町の中心部はえりも町役場の南東一帯になります。
中心部を南北に貫く国道336号線沿い、本町交差点から、えりも小学校の西手付近までの約600mほどの区間に中小商
店が集積されています。この通りは緩やかなカーブのついた坂道になっています。北海道の街は、平坦な土地に直線道
路を敷いたものが雛形となっていますが、そういった意味でえりも町の中心部は北海道らしくない景観となっています。

この後、襟裳岬を少し観光しましたが、霧のために眺望はいまいちでした。
 ←森進一「襟裳岬」の歌碑

8.広尾町中心部
広尾町から日高総合振興局に入ります。
広尾町の中心部は広尾町役場の東側一帯になります。
1987年に廃止された広尾駅がバスターミナルとして整備されており、ここから道道414号線、国道336号線沿いに約1.4キロ
ほどに渡って断続的中小商店が並んでいます。特に本通7丁目交差点付近が一番密集感のある街並が形成されています。
国道336号線と東西に交わる通りのいくつかにも中小商店の集積が見受けられます。

9.大樹町中心部
大樹町の中心部は大樹町役場の南側一帯になります。
この街の中心部を東西に分断する形で歴舟川という川が流れており、大樹町の中心部はこの川の南北にそれぞれ形成さ
れています。恐らく古い時代には渡し舟で結ぶされて、両岸に市街地が形成されていったのでしょう。
現在では中心部を南北に貫く国道236号線沿いに中小商店が形成されています。商店街の店主の似顔絵入りの商店街
マップが掲示したり、ポケットパークを設置するなど商店街活性化に積極的に取り組んでいるようです。

10.豊頃町中心部
豊頃町の中心部は豊頃町役場周辺の茂岩地区になります。
中心部を南北に貫く道道320号線沿いに中小商店が集積されています。近くを十勝川が流れており、潤いを感じる街でした。

以上。

トップページに戻る

都市訪問記に戻る


【最近読んだ本】
「ガラパゴス化する日本」吉川尚宏(講談社現代新書)

【本日のBGM】
「白馬のルンナ」内藤洋子(作詞・松山善三 作曲・船村徹 1967年)
花が咲いたら ふたりで
かくれんぼして あそぼう
ルンナ 虹をわたってゆこう
ルンナ とおいしあわせの国